リアルタイム合成と編集

配信案件は増えておりますが、
リスクを考えて事前収録・後日配信に切り替える手法も増えています。
ただ、企画が直前で変更しやすいことと、
収録から配信までの日数が非常に短いことが特徴です。

そんなときはスタジオの合成スイッチャーでミックスを収録。
3カメであれば3つのカメラソース分のミックスをパラ収録します。
パワーポイントのスライドや演出で使用される素材も別系統で収録しておけば、
仮に合成が甘くても後編集で追い込めます。

生データを一からレンダリングしてしまうと、
かなりの時間と負荷がかかってしまい、編集の納期も遅れます。
それを早めるために事前収録で可能な限り、リアルタイム合成します。

その手法が結果的に映像のクオリティアップと納品スピードと安全な配信につながります。
当日のリハーサルで出来ることは限られており、
ライブなので何が起こるか想定できない部分もあります。
事前収録と後日配信、この組み合わせはこれからも増えてきそうです。